錫と銀の合金ベルト

錫と銀の不思議な世界

金・銀に次ぐ高価な金属として知られる錫は、 酸化しにくく抗菌作用があります。さらに極めて熱伝導率が良く、冬場でも直ぐに肌になじみ身に付けていることを忘れさせてくれます。また金属臭も少なく、人体に無害とされ、今後医療用の分野でも期待される金属として注目を浴びています。

銀もまた、抗菌作用があり古代より食器や装飾品用として使われてきました。

その2種類の金属を組み合わせて作られたこのベルトは、不思議な柔らかさを持ったベルトです。

また、無理な曲げ伸ばしや連続、繰り返しの曲げ伸ばしなどは、お避けください。破断するなど弱い面もありますので、ご使用の際は取り扱い説明書並びに、当サイトのsupportを必ずお読み頂き、ベルトとの会話を楽しみ、優しくふれあっていただきますようお願いいたします。

 

能作とのコラボレーション

金沢の美意識と高岡の鋳造技術が合わさりこの腕時計は生まれました。

高岡の伝統的な鋳造技術を受け継ぎながらも、分野を超えたものづくりに挑戦し、より能い鋳物作りを探求し続けている能作が、新しい加工技術を取り入れ、これまでになかった錫と銀で出来た合金ベルトを作り上げました。

特許出願中 2013-187383

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シーブレーン 能作

漆の文字盤

漆塗りの職人に一枚一枚手作業で天然の本漆を塗ってもらいました。鏡のように磨き上げられた表面は呂色(ろいろ)仕上げという技法で仕上げられたものです。

時間を示す点も一つ一つ蒔絵で付け、四カ所に螺鈿(らでん)をあしらいました。

漆の深く透明感のある輝きをお楽しみ下さい。

赤漆・黒漆の二種類での展開です。

岩絵具の文字盤

日本画を描く際に用いられる「岩絵の具」は7世紀ごろ高麗の僧が紙や墨とともに日本へ伝えられたといわれる主に鉱物を砕いて作った絵具です。高松塚古墳の壁画や法隆寺金堂旧壁画にも使われその色彩は1300年以上たってもあせることなく美しい色を今に伝えています。

粒子が大きくきらきらとした独特の美しい風合いをもち砕きかたが細かいほど淡い色になり、荒いほど濃色になるという特徴があります。幾重にも塗り重ねて表現されるその色は繊細で優雅な和の色です。主な色としては藍銅鉱(アズライト)を砕いた「群青」孔雀石(マラカイト)を砕いた「緑青」などがあげられます。

膠(にかわ)という接着剤と岩絵具を混ぜ、手漉きの和紙に幾重にも塗り重ねるという伝統的な技法にもこだわって仕上げています。日本の絵画文化が誇る美しい色と質感をお楽しみ下さい。

時間の指標となる12箇所の点(インデックス)は金箔を手漉き和紙に貼り、丸く打ち抜いたものや、四角に切ったものを文字盤に貼りつけたものは、薄暗い場所でも金箔が光輝くので時間が見やすく、美しくも機能的なデザインになっています。

金箔・銀箔・和紙の文字盤

awaseの故郷金沢を代表する素材である金箔を大胆に使用した腕時計です。

金箔にも配合率により様々な種類があります。こちらの文字盤には三種類を組み合わせました。典具帖紙という最も薄い和紙に金箔を二重に貼り付け、その和紙を細く切って文字盤に貼りつけています。金箔は1 万分の1mm という極めて薄い素材なので、和紙の繊維がテクスチャーとして浮かび上がり、表面が乱反射する独特な質感になりました。

全体的にきらびやかでとても豪華でありながらも、どこか品のある落ち着いた印象となっています。

今回ご紹介させていただきましたタイプは、銀の含有率が高い白金のような定色をメインとして使い、金の含有率の高い4号色をラインとして取り入れ、優しさの中にも力強さを感じさす、シャープな腕時計となっています。

紋切りの文字盤

日本画で朝靄を演出する際に使われる裏箔技法では、銀箔の上に薄い和紙を置き、あえて光の反射を一度抑えています。まさしく日本のおくゆかしさを感じさす技法です。

文様は、胡粉(ごふん)という貝殻(牡蠣)を粉末にした白い絵具を染み込ませた和紙を切り抜き、銀箔と薄い和紙で作った下地に貼り付けています。

見る角度を変えることで下地の銀箔が輝き、文様が浮き上がる、繊細でとても美しい腕時計です。